2016年1月31日日曜日

ルームシェア問題(その2)

前回の続き ルームシェア問題(その1)

家を出ると決めた翌日にCROUS(学生寮・アパート)に空き部屋がないかと聞きに行き、必要書類を貰い、次の日に書類を提出してその足で大家さんの所に退去届け(Aix-en-Provenceでは1ヶ月前)を出しに行く。

退去届けには退去理由も書かないといけないので、「実はサンドリンヌと問題があって、、、」と言った瞬間に「ああ。」とすぐに察知した大家さん。とりあえず事情を説明し、手紙を読んでもらいこのような態度を取る人とはもう住めないと話すと、大家さんも彼女とトラブルがあったらしく、尚且つ家の状況もなんとなく察知していたみたいで忠告、もしくはそれが受け入れられないなら退去命令を出そうと悩んでいたよう。

「あなたが出て行く必要はない。仮にあなたが出ていっても新しいルームメイトと必ず問題起こすから退去命令を出すよ。僕に権利はないからこの手紙は読まなかったことにするね。今日の午後にでもサンドリンヌに話にいくけど、彼女は経済的な問題があるかもしれないし、法的に3ヶ月の猶予があるかもしれないから、またそれについては後日話そう」

ということで落ち着く。因みに幸運にも新居のサインはしていなかったけど、万が一のために今は保留にしています。



その日の夜、家に帰ると彼女がいたので挨拶しても無視。翌朝誰かがノックする音が聞こえたので出ると、彼女がいて「なぜ大家さんの前で泣いたの?」と普段フランス語なのに、ウェンディーにも理解出来るようにか英語で話し始める。ウェンディーは関係ないし、フランス語の方がお互い理解出来るからフランス語で「あなたのせいではないし、ただ感情が溢れて涙がこぼれた」と答える。事実、手紙の話をしてる時に怒りがこみ上げてきてちょっと泣いただけで(怒りの頂点に達すると涙が出る体質)、決して大家さんに泣きついたわけではない。

まとめると「子供じゃないんだからなんで私に先に言わないの?あなたのせいで家を出ないといけないしそもそもケーキはあなたが悪いじゃない」ということを長々と言われ続け、ひと段落がついたとこで「返事してもいい?」と聞くと「どのみち家を出ないといけないし、こんなとこに住みたくもないし、あなたとはもう話したくないから」と言い放ってその場を離れる。元は私が出る予定で家も見つけ、ケーキの件に抗議してるのではないことを説明しようにも聞く耳持たずな態度だとどうしようもない。


その日から約2週間彼女は実家に帰っているので、今は平和に過ごしてるけど、そのあとどうなるやらっていうのが現状。様子見なのでまた進展があり次第その3も書こうと思います。




後日、サンドリンヌから少し話を聞いていたのは知っていたけど謝罪もかねてウェンディーにこれまでの経緯を説明。「私は彼女と問題がないけど、それでも目や耳を疑うような態度があったからその気持ちも分かるし、仮にあなたの立場なら同じ事してたと思うからいいよ」ていってくれる。なんていい子>< 

日頃から疑問に思えばその都度言えばよかったのかなとか反省点はあるし、そしたらこんな大事に至らずに済んだかもしれないと思う反面、いずれは起きることであって偶然このタイミングだけだったのかもしれない。きっかけは私が原因(ケーキの件)だし、完全に悪者になってますが、幸い大家さん・ルームメイト含め周りは理解してくれてるので良かったかなーと。C'est la vie ! それが人生ですな。

めいびー・つづく



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ウェンディーが手紙の返事をもらった翌日にサンドリンヌから「問題は解決したから大丈夫だよ」と言われたという話を聞いた瞬間、「あの手紙を貰って怒らん人なんて誰がおるかー!!」と叫びたくなった。
宇宙人みたいな人はどこにでもいるけど、一緒に住むのは無理。

2016年1月29日金曜日

ルームシェア問題(その1)

本題に入る前に今の私のルームメイトを紹介。
サンドリンヌ 40歳、女性、去年の11月に入居、ルームシェア初
ウェンディー 23歳、女性、2週間前に入居
私      23歳、女性、一昨年の12月に入居



事の発端は本当に些細な事から始まる。ある日、私の誤解でサンドリンヌの作ったケーキ食べてしまった。そしたら彼女に「あなたがケーキを食べたの?」と聞かれたので素直に「うん」と答えたら「ウェンディーがケーキを置いたとは言ったけど私のケーキの話はしてない。食べるのはいいけど、一言声を変えてほしい」と忠告されたので間違って理解してたことを述べて勝手に食べる形になって悪かったと謝り、忠告にも了解した。

それに続けて彼女が「あなた以前もタッパーの中身勝手に入れ替えてたけど、何か私のものを使うなり触るなら声かけてくれ」ときつい口調で言われた。因みにそもそもそのタッパーは私ので、そのタッパーが必要だったから他のに入れ替えただけ。

その場では、「分かった」と返事したけどその日1日中そのことについて考えた。今までの経験から言うと仮に自分が買ったものでもみんなと”シェア”してたし、使うたびに一々聞くことはなかった。勿論高価な物(肉、野菜など)は使わないけど、調味料、洗濯、野菜、日用品等は共有してた。サンドリンヌが引っ越してきた時に「食器の洗剤て一人一個ずつ?」と聞かれたので上記の事を説明したけど彼女が家にある物を別に一式揃えて置いてたから(人それぞれのやり方は違うしなあ)と思って特に何も言わずそのままにしてた。

少し逸れるが、今まで何度か彼女の行動に対して疑問に思うことは多々あった。パソコンの音下げてほしいと言いながら自分はテレビの音量あげてたり、タッパーの件もそうだけど人はダメで自分がいいというような態度。加えてまるでこの家の家主のような行動もあったが、それ以外ではいい人だったし「人を変えるよりも自分が出来る限り合わせる」「学業が最優先で無駄な時間と労力を費やしたくない」の二つの理由からその問題には向き合っていなかった。

話は戻って、考えた末に直接言うと感情的になると思い手紙に以下の三点を書いた。
・ケーキの件への謝罪と手紙という形で伝えることへの断わり
・貴方のやり方に合わせるのは問題ないが、違うやり方(2年以上のルームシェアの経験に基づく)もあるということを知ってほしい
・今後ともお互い尊重し、問題があれば妥協点を見つけ仲良くしていきたい
今思えば頑張っても直接言えばよかったのかもしれない。


手紙を渡したその日に返事が返ってきた。そこには思い出したくもない程の内容が書き連ねられていて、読んですぐさま「彼女とはもう住めない、引っ越そう」と決意する。

きっかけは些細な事だけど、放置していた問題のストレスが積み重なり、手紙の返事が決めてとなって爆発してしまった。。少しでも相手に歩み寄る態度があればよかったけど、その欠片もなく誹謗中傷されるという。


つづく。